ボルボは2010年に中国資本のジーリー傘下に入ったことが大きな転機となり、大きな変化をもたらしました。
製品ラインナップを徹底的に見直し、デザインからパワートレイン、プラットフォームにいたるまですべて一新するという思い切った戦略をとりました。
その第1弾が2014年春発表の「XC90」であり、
第2弾が2017年春の「XC60」で、
第3弾が同年秋のXC40ということになります。
90、60、40と呼称される大・中・小の各シリーズにはそれぞれセダンとワゴンもありますが、
成長の牽引役はこれらSUV3モデルでしょうね。
2019年のおよそ70万台の販売台数のうち、
XC60がおよそ20万台、次いでXC40 が14万台、
そしてXC90が10万台を占めているのです。
SUVが過半を占めているのです!!
XC40
ボルボXC40はボディの頑丈さが印象的ですが、エンジン性能の高さも魅力的な車です。
T4・T4 AWD・T5 AWDという3つのエンジンがあり、
それぞれに高いパフォーマンスを発揮します。
ボルボ車の魅力のひとつは頑丈さですが、XC40でもその特徴は健在といえます。
ボルボはもともとトラックメーカーです。
崖から新車を突き落として耐久性の確認をするテレビCMに衝撃受けた方もいるでしょう。
現在ではそのような耐久性に加え、ボディに強靭さと軽量性を兼ね備えた素材を使用し、車外の人の安全にも配慮をしているのがポイントです。
さまざまな方向に対応したオートブレーキを搭載し、事故のときの相手への被害を最小限に抑える工夫がされています。
XC60
最新プラットフォームのSPA(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー)を採用したXC60
ラインナップには、ディーゼル、ハイブリッド、プラグインハイブリッドがあります。
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XC90
ボルボの最上級SUV、XC90
セカンドシートの後方にはさらにサードシートが収納されており、必要時にはそれを引き出すことで、最大7名でのドライブが可能です。
日本仕様のXC90は、ガソリンのT5とT6、そしてプラグインハイブリッドのシステムを持ち、
ボルボ自身はそれにツインエンジンのサブネームを与えるT8で構成されています。
D5は、2.0ℓの直列4気筒ディーゼルエンジンを搭載。
XC40,XC60、XC90の車両価格を比較
車両価格は以下
価格 | |
XC40 | ¥3,962,037~5,693,519 |
XC60 | ¥6,340,000~9,440,000 |
XC90 | ¥8,240,000~11,290,000 |
コンパクトSUVのXC40でも400万円近くもしますね。
XC90は大型SUVということで、ほかの外車のBMWのGLSやAudiのQ7などと同等の価格帯ですね。
XC40,XC60,XC90のスペックを比較
以下の比較した仕様は最廉価のグレード同士を比較しました。
車両寸法
全長[mm] | 全幅[mm] | 全高[mm] | 車両重量[kg] | |
XC40 | 4,425 | 1,875 | 1,660 | 1,610~1,690 |
XC60 | 4,690 | 1,900 | 1,660 | 1,880~1,890 |
XC90V | 4,950 | 1,960 | 1,775 | 2,090~2,370 |
XC60 T8 Twin Engine AWD Inscriptionの車両重量は2,180kg
エンジン
排気量 [L] | 燃費 [km/L] | |
XC40 | 1.968 | 12.4~13.6 |
XC60 | 1.968 | 16.1 |
XC90 | 1.968 | 12.5 |
XC60のプラグインハイブリッドの充電電力使用時走行距離は40.9km。
XC90のプラグインハイブリッドの充電電力使用時走行距離は40.6km。
XC60,XC90の電力走行距離はそこまで変わらないんですね。
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XC40,XC60,XC90の維持費(税金)を比較
プラグインハイブリッド、ハイブリッドではないもので比較。(エコカー減税なし)
税金は2020年5月現在の価格(2019年10月1日以降の登録車は自動車税が変わりました。)
自動車税 | 自動車重量税(2年分) | |
XC40 | ¥36,000 | ¥32,800 |
XC60 | ¥36,000 | ¥32,800 |
XC90 | ¥36,000 | ¥41,000 |
排気量2L以下なので、そこまで税金関係は変わりませんね。
XC90は車両重量が重い分、重量税は少し高くなってしまいます。
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