新型コンパスは、2012年に登場した初代に続く2代目。
立ち位置としては、スモールSUVの『レネゲード』と、ミッドサイズSUVのラングラーの中間にあたります。
ジープならではのオフロード性能と『グランドチェロキー』に代表されるプレミアム感あるデザインを併せ持つクロスオーバーモデルです。
FCAグループのモジュラープラットフォーム「スモールワイド4×4 アーキテクチャー」を採用。
これをベースにフレーム一体式のモノコックボディ構造とし、高いねじれ剛性を実現。高張力鋼板を全体の70%近く採用するなどにより軽量化も実現しました。
これらは悪路での接地性や、市街地での快適な乗り心地に貢献するといいます。
またオフロード性能に定評があるジープならではの悪路走破性も、もちろん備えています。
ボディサイズは全長4400mm×全幅1810mm×全高1640mm。
ホイールベースは2635mm。
日産『エクストレイル』(全長4690mm、全幅1820mm)やマツダ『CX-5』(全長4545mm、全幅1840mm)と比べても若干コンパクト。
都市部での取り回しやすさを重視しながらも、先代比でトレッドを前30mm、後20mmそれぞれ拡大し、オンロードでの走行性能を高めているのが特徴です。
パッションを感じられるプレミアム感
伝統的なジープデザインとプレミアム感を融合させたという内外装デザインが、新型コンパス最大の“売り”でしょうね。
デザイン開発にあたっては、デザイナー自らコアなジープユーザーやオフローダー達の声を聞き、発想を得たのだといいます。
フロントマスクはジープ伝統の「7スロットグリル」を採用し、
ひと目でジープとわかるものとしながら、
ヘッドライトの内側を黒、その縁取りを白として“動物の目”をイメージさせるものとするなど、新たなアイデアも盛り込まれました。
対照的に、サイドとリアには従来とは異なるアプローチが見て取れます。
サイドは、ドアミラーからルーフラインを流れリアハッチへと途切れなく続くシルバーのアクセントが特徴的です。
これは視線を下げ、車体を低く見せる効果があるといいます。
一方でホイールアーチは伝統の台形とし、ジープ本来のオフロード性能を視覚的にも表現しています。
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リアコンビネーションランプは縁が光るラインLEDを採用し先進感を表現。
この薄く横長のデザイン形状と、サイドから続くシルバーのラインが、新しい個性を与えています。
デザイン責任者のクリス・ピシテリ氏は、
「プレミアム感を表現しながらも、冷たさではなくパッションを感じられるデザインにしたかった」と語っています。
JEEPコンパスのインテリア
デザインの着想は多岐に渡り、
新世代の「Unconnectシステム」(7インチまたは8.4インチ)を採用しました。
インストルメントパネルは、ボクサーのプロテクトギアから、操作系が集中するステアリング周りは戦闘機パイロットのマスクから
エアコンの吹き出し口はサメの背びれから…など、バラエティ豊かですね。
これらを「URBEX(アーベックス)」と称するコンセプトの下、まとめあげていったといいます。
このURBEXとは造語で、
古い建物に見られる無機質な人工物のイメージと
人の手によって使い古された=生活に馴染んだ様子を表現したものだそうです。
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JEEPコンパスの価格
323万円からという価格を武器にしています。
「Sport」「Longitude」「Limited」と3グレードを展開する新型コンパスですが
パワートレインはアイドリングストップ付きの2.4リットル4気筒マルチエアエンジンを全車に搭載しています。
トランスミッションは2WDの「Sport」「Longitude」がアイシン製6速AT、
4WDの「Limited」がZF製9速ATを組み合わせています。
また70もの安全装備を標準化(Limited)するなど、商品力を大幅に高めました。
価格競争力も大きな武器とする新型コンパスは、エントリーグレードの「Sport」が323万円から。
SUV人気の中核を担う同クラスの輸入SUVの中でも、最も安いと胸を張ります。
(最上級の「Limited」で419万円)。
日本でも取り回しの良いサイズと価格競争力、最新デザインとジープならではのオフロード性能で、このSUVブームの波に乗ってくのでしょうかね。
JEEPコンパスの燃費は
グレード | 燃料消費率 (km/l) |
Sport | 11.9 |
Longitude | 11.9 |
Limited | 9.6 |
燃費はまあまあといったところでしょう。
維持費は以下
見た目はまるでグランドチェロキーなコンパス。
ジープ(jeep)グランドチェロキーの維持費や燃費は?2017新型の価格や評価は?
そこまで大きくないので日本でも乗りやすいのではないでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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