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車の走行可能な冠水道路の水深は?SUVは有利か?

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基礎知識
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冠水路を走行するとエンジン故障の可能性もあります。

たとえ瞬時に通過できるような水たまりであっても、水深がある場所を走行するのは、安全のためにもクルマのためにも避けたいものです。

一般的には、クルマの底面に水面が触れるような水深が、限界だそうです。

これ以上になると、マフラーから排気ができずにエンジンが停止する可能性があるほか、場合によっては吸気口からエンジン内部に水が侵入して故障することもあります。

安全に走行できるのは、水面がタイヤの高さの半分以下。

「深そうだな」と思ったら、できるだけその場所は避けて通るようにしたい。

一般的な自動車では20cmくらいまでの深さであれば走行可能かもしれません。ただし、その際も速度は10km/h以下などのゆっくりとした速度でなければ、エンジンの上部まで水がまきあがりエアインテークなどから浸水してエンジンが停止してしまう可能性が高くなるようです。

SUVの最大渡河性能

悪路を走行する一部のSUVには最大渡河性能というものがあります。

すべてのSUVにあるのではなく、本当に悪路走行をターゲットにした車にのみあります。

メーカー 車種 最大渡河性能
トヨタ ランドクルーザー 700mm
ランドクルーザープラド 700mm
メルセデスベンツ Gクラス 700mm
ジープ ラングラー 762mm
ランドローバー レンジローバー 900mm
ディスカバリー 900mm
ディフェンダー 900mm
フォルクスワーゲン トゥアレグ 580nn
Audi Q5 500mm
VOLVO XC60 350mm
スズキ ジムニー 300mm

 

ハイラックスですら渡河性能の記載はありません。

基本的にどの車種も

『冠水した道路は走行しないでください』と書いてることがほとんどです。

ジムニーも悪路に強いイメージですが、車体が軽く、小さい分300mmと低いですね。

 

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JAFの検証では(エクストレイルでは)

JAFでは実際に走行可能な冠水道路の試験を行っていました。

試験車両(セダンタイプ) トヨタ・マークⅡ(2,000cc)
試験車両(SUVタイプ) 日産・エクストレイル(2,000cc)

 

水深 車種 速度 走行の可否
30cm セダン 時速10km
SUV 時速10km
セダン 時速30km
SUV 時速30km
水深 車種 速度 走行の可否
60cm セダン 時速10km ×
SUV 時速10km
セダン 時速30km
SUV 時速30km ×

水深60cmの場合、セダンでは時速10kmでも走りきれません。

しかしエンジン位置の高いSUV(テスト車両はエクストレイル)は走りきることができたそうです。

しかしSUVでも

時速30kmではエンジン下部からも大量の水が入り込み、わずか10mでエンジンが止まりました。

浸水時の衝撃も大きく、車体が一瞬浮き上がってハンドルが取られもしました。

 

このように、最大渡河性能の記載のないエクストレイルですら時速10kmならば600mmの深さの冠水道路も走行可能なので、

ランクルは700mmと書いてはあるが、実際はもう少し高いのではないでしょうか。

ただし、取扱説明書を見ると、どの車種も冠水した道路は走行しないで下さいとか書いてありますので、

走行しないことがおすすめです。

 

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