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車の基礎知識!スペック表の用語を解説。見方は?

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基礎知識
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自動車のカタログを見て、性能が書かれたスペック表を見た事があると思います。

しかしなじみのない言葉が多く、車に詳しい人以外は良く分からないものですね。

しかし、スペックは車の自己紹介のようなもので、重要な情報がたくさん書かれています。

そんな情報をわからずに購入するわけにはいきませんよね。

そこで、カタログの見方を少し説明したいと思います。

トランスミッション

AT(オートマチック)MT(マニュアルシフト)があります。

CVTはATの一種です。

ATは自分でギアを変える必要がなく、勝手にシフトチェンジしていきます。

MTは速度に応じて自分で最適なギアを選ぶ必要があります。

 

運転が好きな人が峠などを流すのに楽しいのはMT

渋滞など全ての状況下で楽なのはAT

 

また、ATやMTの前に4ATのように数字がつく事があります。

これはギアが何段階あるかを表しています。

 

近年は運転が楽なAT車が選ばれていて、MT車の需要が少なくなり、

自動車メーカーはMT仕様を無くすしかなくなっている状況です。

世界ではMTがまだまだ根強く、欧米では多くのMT車がありますが、日本では数がかなり少ないです。

SUVのマニュアル車一覧!現行車は少ない!!

 

 

駆動方式

主にFF、FR、4WDがあります。

MR、RRなんてものもありますが、ほとんどお目にかかることはありません。

[FF]

一番多い方式です。

フロントエンジン・フロントドライブの略です。

つまり、車の前(ボンネットの下あたり)にエンジンがあり、駆動輪(回転する力が発生する車輪)は前輪のみです。

駆動輪とエンジンが近いので、力を伝える機構がシンプルでよく、コスト的にメリットがあります。

また、FRよりも雪道に強いです(下り坂は除く)。

これは自動車の前後の重量配分と駆動輪の関係によります。

自動車は普通、エンジンがマウントされている前側の方が大きな荷重が掛かっています。

つまり、前輪の方が地面を押す力が強いという事です。地面を押す力が強いという事はそれだけ地面との摩擦が大きくなり滑りやすい雪道でもある程度の摩擦力が生じ、滑りにくくなるという訳です。

また、カーブでアクセルを踏んだりするとアンダーステア(曲がりきれず外側へふくらむ現象)が出やすいです。

フロントタイヤのグリップ力が不足することによります。

まあ、普通に運転する分には気にならないかもしれませんが、高出力化するとカーブで舵が効きにくくなるので怖いです。

 

[FR]

スポーツカーや高級車に多い駆動方式です。

フロントエンジン・リアドライブの略です。

つまり、エンジンは車のフロントにありますが、駆動輪は後ろのタイヤです。

前輪は車の進行方向を変えることに集中できます。

エンジンの駆動力を後輪に伝えなければならず、構造が複雑になる傾向があります。

ちなみに駆動力を後輪に伝える部品(プロペラシャフトと言います)がフロアの下を通る関係上、後部座席の真ん中が盛り上がってたりする車が多いです。

真ん中に座りにくい車、ありますよね?

駆動輪に荷重がかかりにくいので、雪道には弱い傾向があります。

急な坂道は登れない所もあります。

カーブでアクセルを踏むとオーバーステア(ハンドルを切った以上に車が曲がってしまう)が起こりやすいです。

要するにドリフト状態になりやすいってことです。

前輪と後輪でちゃんと役割分担(前輪:舵、後輪:駆動)しているので、FFよりも高出力化しやすいです。

 

[4WD]

4輪すべてが駆動します。

雪道の登りなどでは非常に有効です。

ただ、機構が複雑になる、重量が重くなる、価格が高くなるなどの欠点もあります。

また、雪道の下りは重量が重い分、不利になりますので注意が必要です。

昔は曲がりにくいなどの欠点が言われていましたが、現在は技術が進歩し、そんなことはないです。

むしろよく曲がったりする車もあります。

燃費の面では、やはり摩擦が大きくなる分、若干悪くなります。

高出力の車に向いています。

 

雪国に住んでいる方やスキー・スノボが好きな方は4WDにした方が無難ですが、

逆に雪などに縁がない方は4WDにしてもあまりメリットがなく、

FFでも十分だと思います。ライフスタイルにより判断してください。

 

 

ドア枚数

ドアの枚数です。

 

でも、2枚とか4枚なら分かりますが、3枚とか5枚など奇数枚数になっている車のカタログを見てなぜ?と思う方もいると思います。

実は、ドアが奇数枚数の車はハッチバックの車がほとんどです。

後ろの部分のドアがカパッと開く車です。

なので、トランクと人の乗るスペースが分かれているセダンでは考えられません。

後ろのドアは普通はあまり人が乗り降りするものではありません。

ハッチバックの車は開口部が大きいので、荷物を入れるのが楽です。

 

でもステップワゴンはバックドアからの乗り降りを特徴としています。

 

また、ミニバンなどにはスライドドアという物もあります。

これは、文字のとおり、スライドして開くドアです。

隣の壁や車と近くても楽に乗り降りできるという利点があります。

欠点は、どうしても車のデザインが角ばってしまう点ですね。

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全長

車の長さです。

 

長いほど室内が広くなり直進安定性なども向上しますが、

小回りは利かなくなります。ミニバンなんかは長いです。

 

全幅

幅が広いほど車の挙動は安定しますが、1700mmを超えると3ナンバーになり、

税金が若干高くなってしまいます。

また、首都圏の駐車場ではスペースの関係上、3ナンバー車は不可という所もありますので注意が必要です。

 

全高

高くなるほど車内スペースは格段に広くなりますが、車の重心が高くなり、

カーブで不安定になったり横風に影響されやすくなったりします。

また、1550mm以上になると立体駐車場に入らなくなることが多いです。

マンションに住んでいて立体駐車場を利用しようと考えている方は注意が必要です。

 

ホイールベース

前後輪の中心間の間隔です。

全長に大きくかかわってきます。

広いと直進性や走行安定性が向上し、車内スペースを広くなりますが、

小まわりが利かないなどのデメリットも発生してしまいます。

 

ホイールベースを車選びのポイントにしている方は少ないと思いますが。

 

最低地上高

車体の一番低い部分と地上との距離です。

小さいと重心が低くなり、走行安定性が向上しますが、ちょっとした段差や坂道で地面に接触しやすくなります。

また、雪道などでスタックしやすくなります。

 

高いと走破性は向上しますが、高速域での安定性が低下します。

普通は12~14cm位でしょうか。

 

トレッド

左右のタイヤ中心間の幅です。

トレッドは大きい程、左右の踏ん張りが利くようになり、カーブでも安定しますが、

実際は車幅やタイヤ幅などで制限されてしまいます。

人間だって電車なんかで立ってるとき、足を広げたほうが安定しますよね?

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