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歴代のレクサスRXについて
初代(1998年~2003年)
1998年3月の発売直後から北米市場で爆発的な人気モデルとなり、
その後5年間の販売台数は約37万台にも上ったそうです。
生産はトヨタ自動車九州が担当。
搭載エンジンは3000ccのV型6気筒(1MZ-FE)
駆動方式はAWDとFFの両方が設定されました。
ATのみの設定で、レザーシート・本木目パネル・7スピーカーのJBLサウンドシステムなどが標準装備されました。
2代目(2003年~2009年)
2003年にモデルチェンジ。
初期にはV型6気筒 3.3Lエンジン(3MZ-FE型)を搭載し「RX330」の名称でしたが、
後に新開発の3.5Lエンジン(2GR-FE)へ置き換え、
名称も「RX350」に変更されました。
先代同様、AWDモデルとFFモデルの両方が設定されている。
特に北米市場での人気が非常に高く、トヨタ自動車九州のみでは生産が追いつかないほどであったため、
2003年9月からはカナダ・オンタリオ州ケンブリッジにあるTMMC社でも生産が始まりました。
TMMCでは後述のハイブリッドモデルを除く北米向けRXの7-8割程度を生産していました。
ハイブリッドモデル
V型6気筒エンジンと電気モーターとを組み合わせるハイブリッド仕様「RX400h」が、
北米では2005年、ヨーロッパとアジアでは2006年から発売されました。
高級クロスオーバーSUVとしては世界初のハイブリッド車となりました。
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3代目(2009年-2015年)
2007年の東京モーターショーにて3代目RXのコンセプトカーである「LF-Xh」が発表され、同年11月19日にLAオートショーにて正式発表されました。
なお、本モデルの発売を機に日本市場でも「レクサス・RX」として販売されました。
日本国内では2009年1月19日に発表、RX350は同日より販売開始されました。
ハイブリッドモデルのRX450hは若干遅れ同年4月に発売。
月間目標販売台数は650台と発表。
先代に引き続き日本だけでなくカナダのTMMCでも生産されました。
発売当初のラインナップはガソリンエンジンの「RX350」とハイブリッドモデルの「RX450h」で、
両車ともにV型6気筒3.5Lエンジンを搭載。
2010年8月には、直列4気筒2.7Lエンジンを搭載する「RX270」もラインナップに追加されました。
RX350が搭載するV型6気筒エンジンは、GSやIS、トヨタクラウンアスリートなどに搭載されている315psの「2GR-FSE型」ではなく、
280psの「2GR-FE」型が採用されました。
同型のエンジンはトヨタエスティマ、ブレイド、ヴァンガード、マークXジオ、アルファード、ヴェルファイア各車の3.5Lモデルに搭載されていましたが、
その理由としてRXのプラットフォームがFFベースであることや、
RXは世界60カ国で販売する予定のため、ガソリンの硫黄分が多い国々でも安定した性能を発揮するためであったそうです。
ハイブリッド仕様のRX450hには、排気量こそRX350と同一ですが
レクサスでは初となるアトキンソンサイクルエンジン(2GR-FXE型)を採用しハイブリッドシステムとの調和を図るとともに、
排気熱再循環システムと大容量クールEGRがヒーターの効率向上や燃費の一層の向上に貢献しています。
また、「EVモード」が新たに設定され、低速ではモーターのみで走行することも可能となりました。
AWDモデルにおいて後輪はドライブシャフトを介さずモーター単体のみで駆動させるシステムは2代目と共通です。
装備面の大きな特徴として、
パソコンのマウス感覚でカーナビゲーションシステムを操作できる
「リモートタッチ」や、
速度やナビなどの情報をフロントガラス下部に表示する
「ヘッドアップディスプレイ(RX450hに標準装備、RX350・RX270はオプション)」
などのレクサス初採用となるものがありました。
「RX450h」にFFモデルを追加
2009年9月25日、ハイブリッドモデルのRX450hにFF仕様を追加設定しました(発売は同年10月29日より)。
リアモーターを省くことで軽量化を計り、
JC08モード燃費で17.4km/Lと、
同排気量では世界トップクラスの低燃費と4.5Lエンジン並みのパワーを両立しました。
「RX270」を追加
2010年8月25日、日本国内では初採用となる直列4気筒2.7Lエンジン「1AR-FE」型を搭載した「RX270」が追加されました。
優れた環境性能と動力性能を両立しており、6速ATとの組合せにより10.4km/L(10・15モード)の低燃費を実現。
これにより、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」と「平成22年度燃費基準+15%」を同時に達成。
2012年4月12日、マイナーチェンジ。
同年1月に発売された4代目GSから採用された、レクサスの新たな共通デザインアイコン「スピンドルグリル」を採用するとともに、”L”の文字をあしらったデザインのLEDクリアランスランプ・テールランプがRX350・RX270を含む全グレードに標準装備となりました。
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4代目(2015年-)
2015年4月22日、ニューヨーク国際オートショーにおいて、トヨタはレクサスRXの4代目モデルを正式に発表しました。
同年10月22日には、日本国内で発売開始。
モデルラインナップは、
直噴技術「D-4ST」を採用した2.0Lのダウンサイジングターボエンジンを搭載した「RX200t」と、
V型6気筒3.5Lガソリンエンジンの「RX350」
また従来通りV型6気筒3.5Lガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドモデルの「RX450h」とされた。
RX200tのパワーユニットは、前年に発売されたNXと同様、最高出力238psと最大トルク35.7kgmを発揮する8AR-FTS型エンジンを搭載。
また、RX450hはエンジンを3代目の2GR-FXE型から、燃料噴射システム「D-4S」を搭載した2GR-FXS型に置換えられいます。
現在、北米においては「RX350」「RX450h」のみ、
日本向けでは「RX200t」「RX450h」のみがラインアップされています。
安全装備については、
歩行者検知機能付衝突回避支援タイプ
「プリクラッシュセーフティ」
「レーンキーピングアシスト(LKA)」
ロービーム・ハイビームを自動切替する
「オートマチックハイビーム(AHB)」
先行車との車間距離を保ちながら追従走行する
「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」
の4点をパッケージ化した予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」を全車に標準装備しました。
安全運転支援システム「ITS Connect」(全車にメーカーオプション設定)
アクセルの踏み間違いや踏みすぎなどで起こる衝突を緩和するインテリジェントクリアランスソナー、
駐車時に左右後方から接近してくる車両と衝突の危険性がある場合に自動的にブレーキ制御するリヤクロストラフィックオートブレーキ(RCTAB)をLEXUSで初採用しています。
まとめ
レクサスRXはハリアーと比較すると4~5万円維持費が高めです。
価格もレクサスRX200tは4,950,000円
ハリアーGRANDは2,992,144円と2百万近く差があります。
インテリアや機能の差は大きいですが、ハリアーも負けてはいないと思います。
ただ、レクサスは高級車なので、買える人が限られます。
ハリアーなら普通の人でも手が届く価格だと思いますので、身の丈に合った車にしましょう。
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