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車のマフラーの構造や役割は?白い煙の正体は?

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基礎知識
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マフラーの役割って・・・

普段はなかなか自分の車の底面を見ることはあまりないと思いますが、そこで大きな存在感を発揮しているのがマフラーです。

実はマフラーは、よく知られている消音機能のほかに、あまり知られていない大切な役割も担っています。

そこで今回はあまり知られていない役割も含めて、マフラーの構造と役割について解説することにします。

マフラーの構造

マフラーを広義に解釈すると、エンジンから車の底面を通って後部へと伸びる排気系部品全体を指します。

NA車(自然吸気車)の場合はエンジンに近い部分から、エキゾーストマニホールド、触媒、サイレンサーがあり、それぞれがエキゾーストパイプで接続されています。

引用:https://www.fujitsubo.co.jp/mechanics/

ターボ車の場合はエンジンに近い部分から、エキゾーストマニホールド、ターボチャージャー、フロントパイプ、触媒、サイレンサーがあり、やはりそれぞれがエキゾーストパイプで接続されています。

引用:https://www.fujitsubo.co.jp/mechanics/

 

サイレンサーは、ひとつではなくメインサイレンサーとサブサイレンサーなど複数ついている場合もあります。

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マフラーの役割や機能

マフラーの役割は主に2つあります。

①エンジンから排出される高温・高圧の排気ガスをそのまま外気に放出すると急激に膨張して大音量を発生するため、排気ガスの温度と圧力を下げて排気音を抑制することです。

②エキゾーストパイプの径を変えたり、取り回しの変化などによって長さを調整することで排気効率を変え、エンジンのトルクや出力を決定する重要な役割を持っています。

③マフラーを広義に解釈した場合に含まれる触媒は、排気ガスに含まれる有毒成分を化学反応によって無害化する大切な役割を果たしています。

 

マフラーがない場合リスクやデメリット

マフラーがないと上記機能がなくなるので

①走行時、大音量の排気音が発生してしまいます。

②排気ガスは何の抵抗もなく排出されるため、高回転時のエンジンのフケは良くなりますが、低回転から中回転域では適正な吸排気が行われなくなり、安定した出力やトルクが得られなくなってしまい、ドライバビリティに大きく影響を及ぼします。

③触媒も取り外してしまうと、排気ガスに含まれた有毒成分をそのまま排出してしまうため、環境に悪影響を与えることになってしまいます。

以上のようなことからマフラーがないと法令違反となり、公道を走ることはできません。

当然、車検も通らなくなってしまいます。

以下日本スポーツマフラー協会引用

平成25年4月1日より、平成22年4月1日以降に生産された車両が、初めて車検を迎えることになります。これらの車両に装着されているスポーツマフラーは「事前認証」を取得したマフラーでないと、車検を受けることができません。

車検を受ける前に、後付消音器の性能等確認機関が発行する表示/プレートをご確認の上、車検をお受けください。

また、平成22年3月31日以前に生産された車両で、JASMA認定品をご使用の方は、引き続き車検を受けることができます。

騒音低減機構を容易に除去することができる構造の禁止
加速走行騒音防止性能の義務付け
使用過程車(平成22年度4月1日以降の生産車に限る)について、いままでの近接排気音に付け加え、そのマフラーに対し、「加速走行騒音を有効に防止するものであること」が新たに追加されます。具体的には下記のA又はBの基準に適合するものとします。
(乗車定員11人以上の自動車、車輌総重量3.5トンを超える自動車、大型特殊自動車及び小型特殊自動車は除く。)

A.次のいづれかの表示のあるマフラー純正品表示(車両形式認証を受け亜自動車が備える純正マフラーに行う表示
装置型式指定品表示(自マーク)
性能等確認済表示(登録性能等確認機関が確認した後付マフラーに行う表示)
国連欧州経済委員会規制(ECE規制)適合品表示(Eマーク)
欧州連合司令(EU司令)適合品表示(eマーク)

B.次のいづれかの自動車等が現に備えているマフラー加速走行騒音レベルが82dB(原動機付自転車は79dB)以下である自動車など
加速走行騒音レベルがECE規則またはEU指令に適合する自動車

下記の項目が今までの規制に追加となります。
排気管(マフラーは、その上方のフロア・ラインを含む鉛直面から10mmを超えて突出してはならない。(図1)
※自動車が静止中及び、走行中のいずれの状態においても適応するものとする。
排気管(マフラー)は、その端部に丸みを付けてあり、かつ、2.5mm以上の曲率半径を有するものにあたっては、フロア・ラインを含む鉛直面から10mmを超えて突き出しても良い。(図2)(但し、極端に車枠から突出し、危険物とみなされる場合は除く。)

 

マフラーから出る白い煙の正体は次のページで!!

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